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マルタの主要都市

Malta CIties

主要都市紹介

Introduce of Malta Cities

東京都23区の約半分の大きさの小国であるマルタですが、近年ではヨーロッパのリゾート地としてヨーロッパ各国からマルタに旅行する人が急増しております。都市とリゾートが隣り合わせでありつつも、ほぼ徒歩圏内で都市機能の利便性もしっかりと感じることができます。またヨーロッパ特有の建築様式で統一された街は街自体が世界遺産にもなるくらい情緒ある雰囲気が街全体に漂っています。こちらのページではマルタの主要都市を都市別にご紹介して参ります。

バレッタ Valletta

バレッタマルタ共和国の首都。
強固な城壁に囲まれた旧市街地では、ホスピタル騎士団の時代以降に、マイルストーンとも呼ばれるはちみつ色した石灰岩で建てられた建物が当時のまま残されており、街中でどこから撮影しても絵になる独特の建築様式で街が統一されています。このバレッタは「ルネサンスの理想都市」と呼ばれ、町全体が世界遺産に登録されています。

バレッタ市内には、マルタを作ったとも言われる聖ヨハネ騎士団が1577年に建てたとされる豪華絢爛な大聖堂「聖ヨハネ大聖堂」、マルタの歴史を学べる「国立考古学博物館」や「国立戦争博物館」、グランドハーバーを見下ろす展望デッキがある公園「アッパーバラッカガーデン」、16世紀に建てらた貴族の家「カーサ・ロッカ・ピッコラ」など見所満載のマルタ観光スポットが盛りだくさんあります。

バレッタは夜になると街灯が少なく、暗くなるためあまりオススメはできませんが、15時〜17時頃の街は普段のはちみつ色から、夕日に照らされたことによって、より褐色がかったオレンジ色に街を染めます。この景色が一番の見どころとなるでしょう。

セントジュリアン St Julians

昔は漁村の小さな街であったセントジュリアン。観光開発が大きく進み、今ではマルタの最大リゾートエリアとして、多くの高級ホテルが立ち並ぶエリアとなっています。また観光地でもあるので、お土産ショップからレストラン、バーなども数多く軒を連ねており、海沿いには歩道にガーデンバーのようにお店が並んでおり、夜遅くまで営業をしています。ナイトクラブ等のあるエリアもこのセントジュリアンにあり、パブやディスコなどのナイトライフも楽しむことができます。

海沿いにはビーチはありませんが、夏には平らに広がる岩礁で日光浴をする人々を多く見かけます。その岩礁には海に入るためのスロープが随所にあり、そのまま海に入れてしまうのもマルタの特徴の一つかもしれません。(風の強い日や雨の日は非常に危険ですので、海に入ることは避けましょう)

また半数以上の語学学校もこのセントジュリアンに位置しており、主に大規模な語学学校がセントジュリアンに集中しています。

スリーマ Sliema

スリーママルタ留学の際に利用する語学学校の半数が立ち並ぶ都市スリーマ。

マルタでも最大級のデパート「The Point」やスーパーマーケットがあり、隣接する都市セントジュリアンと並ぶマルタの商業中心地であり繁華街でもあります。また居住エリアでもあります。レストランやカフェも海沿いに立ち並んでおり、町歩きをしながら、隣接のリゾート街でもあるセントジュリアンへ行くこともできます。

 

また、テレビは一度は見たことのある世界有数の透明度を誇る海を持つコミノ島へ向かう船もこのスリーマから出ています。

イムディーナ Mdina (L-Imdina)

mdina現首都のバレッタが築かれる前のマルタの旧首都であり、多くの貴族が住んでいた街であると言われています。首都がバレッタに移動した後には、街に人が少なくなり「静寂の街」と呼ばれるようになりました。ここもまたマルタストーンの城壁に囲まれた小さな街で、狭い石畳の路地の両手には、まるでお城のような作りをした美しい中世の建築様式で建てらた建物を見ることができます。

現在はイムディーナに入るためのゲートは3つありますが、車両の乗り入れは禁止されています。ゲートの中では中世の雰囲気をより深く刻み込むかのように馬車が走っており、その光景はまるで自分が中世の時代に来たかのような気持ちにさせてくれます。

毎日、多くの観光客で賑わうイムディーナですが、ゲートの中に入ってもいくつかレストランやお土産屋等もあり、現在でもまだ100世帯ほどがこのイムディーナに住んでいると言われています。その城壁に囲まれた面積は8万平方メートル程度の大きさで、東京ドームの2倍弱の大きさであります。

ゴゾ島 Gozo

mdinaマルタ島の北西に位置しており、中央都市に広がる美しい街並みのビクトリアでは、緑豊かな田園と美しい海を見渡す事が出来ます。首都バレッタから、本島北端のCirkewwa(チェルケウア)まで約1時間、そこからフェリーで20分のところにあるマルタ共和国2番目の面積を持つ島です。フェリーは早朝から深夜まで頻繁に運行されておりますので、日帰りも可能です。

マルタ本島に比べて、まだまだのどかで自然豊かな島ですので、週末にゆっくり過ごすには手軽で最高の場所です。ゴゾの言葉の語源はカスティーリャ語で「喜び」を意味しており、その大自然豊かな大地と海に出ると透明度の高いブルーラグーンで、夏に行けばまさに大自然のネイチャーマリーンリゾートです。

多くの巨石神殿があり、約30基以上の巨石神殿が確認、公開されています。その中でも、1980年に『マルタの巨石神殿』として世界遺産に登録されたゴゾ島にあるジュガンティーヤ神殿は、約20トンの石で建造されており、人類最古の石造建築物として毎年多くの観光客で賑わいます。

また、ゴゾ島の代名詞と言われる『アズールウィンドウ』は、2017年の嵐により崩壊しましたが、『消えてしまった青の窓』を見るために、訪れる人がさらに増えているそうです。

コミノ島 Comino

mdinaマルタ島とゴゾ島の間に浮かぶ島、コミノ島。北西部にあるブルー・ラグーンは、地中海トップクラスの透明度を誇り、見渡す限り、エメラルドグリーンの海で広がっています。毎年夏には多くの観光客で賑わい、マルタ屈指の人気リゾートスポットです。ゴゾ島やマルタ島から船が発着しており、ハイシーズンにもなると、午前10時を過ぎると多くの人で溢れかえってしまいますので、ブルー・ラグーンを満喫したい方は、始発の便で行く事をお勧めします。

 

また、コミノ島は、ブルー・ラグーンだけではなく、島の散策にも人気があります。数多くのダイビング、シュノーケリングスポットに加え、洞窟巡りツアーなどに参加すると、コミノ島周辺にあるたくさんの洞窟に連れて行ってくれます。
ハリウッド映画の撮影に使われたスポットや波の浸食で出来た海岸などは、一つとして同じものはなく、訪れるすべての人を魅了してくれます。

コミノ島には、日陰が無く日差しが強い為、サングラスや日焼け止めなど対策をしっかりしましょう。

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